ISOで目標管理

ISOと社員
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ISOは目標管理制度!

ISO規格要求事項から読み取れることは、組織の構成員たる「人的資源=ヒト」をレベルアップさせていかなければならないことです。

これを推進する方法のひとつが「目標管理制度」です。人事制度の代表的な制度の一つで、個人個人の目標を管理していく方法として使われています。

重要なことは、組織の方針と連動しているということであり、それに見合った評価制度や賃金制度との併用が望まれます。

ということは、ISO取得をキッカケとして「目標管理制度」を導入することができるのです。ポイントは、自分自身が「これを頑張ろう」という項目はもちろん、会社が「これを頑張って欲しい」という項目も盛り込ませることが重要です。

ISOは個人の力を組織力に変える

さて、ISOによる付加価値とは一体何なのでしょうか?

本来の付加価値とは何かという話はさておき、ISOを導入する事によって生まれる新たな付加価値とは何でしょうか。

名古屋のある商社はISOというツールを使って、ごくわずかな優れた営業マンの販売ノウハウを見事にISOマニュアル化し、ISOシステム上で会社全体に徹底浸透させ、標準化させることによって多くのごく普通の営業マンたちの行動が見る見るうちに進化し、あっという間に大きく業績を伸ばしたそうです。

これは極端な例かもしれませんが、ISOには個人の特殊な能力を組織共通の力に変え得る仕組みがあるのです。

ISOでシステマチックな経営

21世紀の中小企業経営はシステマチックな経営が求められます。そうしなければ勝ち残れないところに来ています。というよりも本来、経営とはシステマチックなものであるはずです。

ところが、これまでの中小企業経営がどれくらいシステマチックだったでしょうか?疑問の多いところです。

したがって、ISOで言うところの「システム」がピンとこないのかもしれません。しかしながら、ますます激動と混迷が加速する時代には、良い強いシステムのないところは勝ち残れません。ISOの拡がりはシステマチックな経営を中小企業に広めていくことに他ならないのです。

ISOマニュアルは教育訓練テキスト

ISOの「文書」を考えてみると、ISOマニュアルは作成が大変なわりに、完成するとあまり読まないという声をよく聞きます。日常業務的には確かにそうかもしれません。

手順書や様式・フォーマット類は常日頃使っていますが、ISOマニュアルとなるとなかなか触れる機会がありません。ただ角度を変えて考えれば、大変貴重な「教育訓練テキスト」であることを忘れないでほしいのです。

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