ISOと社員のボヤキ集

ISOと社員
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社員Aのボヤキ

<社員Aの場合>
ISO導入前・・・
「いまでも残業が多いのに、ISOなんか始めたら、ますます残業が多くなるんじゃない。」

こんなときは!

ミスやロスをなくすのも、ISOの持つ大切な意義。普段の忙しさの原因は何でしょうか?
この答えを出すためにも、もちろんそれを解決するためにもISOのシステムは大変有効です。

多少の苦労は伴いますが、副産物はあまりにも大きいはずです。
ミスやロスをなくして自分の時間を有意義に・・・

花子さんのボヤキ

<花子さんの場合>
導入前・・・
全部の業務をISOマニュアル化したら、便利なのはわかるけど、新しい業務はこれから色々変えないといけないことがたくさんあるのに標準化できるの?

こんなときは!

ISOの認定を受けるには、登録範囲を決めます。つまり、いくつかある業務のうち、一番標準化したい、または標準化しやすい業務を決めて、登録範囲を決めることが重要です。

ベテラン社員のボヤキ

<ベテランの太郎さん>
導入前・・・
「今までのヤリ方で特に問題ないのに、新たにISOのシステムを導入する必要なんかないじゃない」

こんなときは!

確かに「経験」や「勘」も仕事には大切ですが、いつまでもそれでは人が変われば品質も変わってしまうことになります。

ISOの品質システムは「どこかにあるシステム」を導入するのではなく、業務の流れをいかに明確にシステム化するかということが本質です。したがって、10社10様のオーダーメイドのシステムであり、いつ・誰が行っても同じ品質が保証されることになるのです。

不安な社員のボヤキ

<ちょっと不安な一郎さん>
やってもいいけど・・・
ISO取得に取り組むと、どれ位の時間をISOに費やせばいいの?

ご心配なく!

確かに、研修に丸一日行ったり、ISOマニュアルや手順書作りに多くの時間を費やします。でも、ISOマニュアル作りにかける時間は、多くても1日1時間もかければ充分。

1人で理解して1人で作るのは大変だけど、ISOリーダーみんなで協力して行えば、悩む時間が減る分だけスムーズに進みます。合同取得にすると、他の会社とも連携が取れて、更に時間短縮が可能になります。

社長+ISOリーダー1人?

<推進リーダーのBさん>
社長と二人でISOに取り組むように言われたけど、社長は多分何もしないだろうし、ボク一人でできるの
かなあ・・・

心配ですね

ISOに取り組むには、まず社員全員の理解が必要です。社員全員が一丸となって取り組まないと、せっかく作ったISOマニュアルが「絵に描いた餅」状態になってしまいます。

また、今まで全員が少しずつ意識していてもできなかった社内のマニュアル化が、1人だけで短期間にできるはずもありません。社員の中から、2~5名程度のリーダーを決めて、取り組むと良いと思いますよ。

課長Hさんのボヤキ

<課長のHさん>
ISOの必要性はわかりますが、現在の社員のレベルは、せっかく取得しても推進していくレベルにはないと思います。

こんなときは!

多くの会社でこんなトークが行われていることでしょう。実際のところ、そうかもしれません。でも、ISO取得しなければ何も変わらないのでは?

レベルを少しづつでも上げるために、一定の基準が必要ではないでしょうか。その基準がISOです。社員のレベルアップを図る場を提供するのは社長の役目です。

「社員がもう少しレベルアップしてから」という社長もいらっしゃいますが「もう少し」の基準が明確でしょうか?

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