ISO合同取得でコストダウン

ISOと経営者
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ISO合同研修形式でコストダウン

ISO取得支援の指導内容は、その会社の実情を聞いてみなければわからりません。何故なら、取り組み方も期間も解決すべき課題の内容によって異なるからです。

ISOの導入費用を安くするという点から是非活用してほしい方法があります。それは、「ISO合同研修形式」です。1社単独なら高くつくISO指導料も、複数の会社が合同で受ければ安価なものになります。

そのうえ、合同ならではの競争意識など、いろいろな良い要素が付加され、むしろ効果は1社単独よりも高くなることが多いのです。

これまでの経験から感じることは、「合同で行うことにより、他社の長所を自社に取り入れる事ができる。」「参加メンバーのヤル気が持続、あるいはそれ以上に高まる。」「各社のメンバー同士の人間関係が生まれ、今後の情報交換が期待できる。」などといったところです。

ISO合同研修形式の進め方

ISO合同研修形式の進め方としては各社の社長、管理責任者、そしてリーダー数名で1社当たり10名近くが一堂に会します。

5社でも50名近くの大人数となります。カリキュラムに従って、月に2回、約6時間の研修。そして毎回、結構な量の宿題を与えられ、次回までに完了させて、また集う。

時には合宿を行い一気に進めることもあります。これを約3ヶ月、その後に個別の運用指導に入り、ISO予備審査等を受けながら、早ければ6ヶ月、遅くとも10ヶ月後にはISO取得審査を受けることが可能です。

ISO合同取得費用の相場

ISO合同取得での費用は、社数によりますが100万円~200万円でしょう。さらにISO審査後の運用においても若干の費用はかかりますが、3年後の更新審査までは何かとフォローが必要だと考えた方が良いと思います。

ISO合同取得での「品質」はどうかという声も聞かれますが、これまでは運用時の個別指導でカバーできるので、問題はないでしょう。

ISO合同取得のデメリット?

ISO取得費用はさておき、「合同」でISOを取得することで「自社の中身を見られたくない」と考え、敬遠している会社が多いようです。

ひとつには、単に「恥ずかしい」というものです。「ISOにチャレンジしていることが他社に知れて、もし、失敗したら恥ずかしい。」ということらしいのです。

もうひとつは「自社のノウハウを他社に知られたくない」という理由です。独自のノウハウがあるのでしょうが、本音は「なんとなくイヤ」ということのようです。

自社を外気にさらしたことがないので、いたしかたないかもしれませんが、内輪で仲良く安心して生きていける時代ではなくなっています。この際、思い切って「外気にさらすこと」で自社を見つめてみてはどうでしょうか。

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